• 母乳バッグの使いかた




  • 準備
    ※手指を石けんでよく洗ってから母乳バッグを取り扱ってください。
    新生児は細菌に対して抵抗力が弱いので、お取り扱いは清潔にお願いします。


    上部の透明部分の切り込み口をヘッダーに添って矢印の方向に引き裂きます。
    ※ヘッダーをはがさないでください。

    ヘッダーの中央部を白いつまみ側に折り目を付けてから、ヘッダーの両端を持ちます。

    白いつまみを手前に引っ張り、母乳バッグの口を開けます。
    ※母乳バッグ内に指を入れたり、息を吹き込んだりしないでください。



    ヘッダーの両端を持ちながらもう一方の手で母乳バッグの下部を引っ張り、底まで広げてください。

    片手でヘッダーの両端を持ち母乳バッグの口を開けたままコップの中で受けて、母乳をゆっくり注いでください。
    ※最大容量表示のライン以上入れないようにしてください。破れや漏れの原因となります。
    めやす目盛りは、白いつまみを持って自然にたまった状態での表示ですが、あくまでめやすです。



    ⑥-1
    母乳バッグの空気を抜き、ヘッダー部分を接着テープにむかって手前に3回巻き込みます。
    (※25mlの場合は2回巻き込みます。)
    ⑥-2
    つぎに接着テープ部分のはくり紙をはがし、さらに1回巻き込み、しっかり押さえてとめてください。

    あらかじめ名前とさく乳日時、容量を記入しておいたメモリーシールを図のようにしっかりと貼ってください。そして速やかに冷凍庫(冷蔵庫)で保存してください。



    完成

    母乳バッグ表面の水滴をよく拭き取ってから冷凍してください。冷凍保存する場合は、1個ずつラップやポリ袋に包んでください。(庫内にくっつき取り出せなくなったり、フィルム外側のナイロン層がはがれてしまうことがあります。)
    ※スムーズにご使用いただくためにカネソン母乳バッグ製品に入っている取扱説明書をご覧ください。




    ※気候により温湿度差があるので、さく乳後は冷蔵もしくは冷凍での保存をおすすめします。
    ※あたためたものや飲み残しの再保存はできません。
    ※さく乳直後の母乳は冷凍庫(-18℃以下)で、6ヶ月までは保存可能ですが3ヶ月をめやすに与えることをおすすめします。
    ●冷凍保存した母乳は、その免疫体や成分は、ほとんど変化しません。しかし、保存した場合はできるだけ早く飲ませてあげましょう。

    ◇冷凍庫での保存方法
    ●冷凍庫内では、母乳バッグはなるべく立てずに1個ずつ平らに寝かせて保存してください。
    (立てて保存する場合は、ヘッダー部分を下にしてください。)
    ●冷凍保存する場合は、1個ずつラップやポリ袋に包んでください。

    ◇冷凍母乳の解凍方法
    ●冷凍保存した母乳は、下記方法のいずれかで解凍してください。
    ・冷蔵庫へうつす。
    ・流水をあてる。
    ・ぬるま湯(30~40℃)につける。
    (20分以内で行ってください。)
    熱湯や直火・電子レンジでの解凍は、母乳に含まれている免疫体の破壊や母乳バッグが破裂する危険性があるので絶対に行わないでください。
    ※複数解凍時は、母乳バッグ同士が当たったり、落としたりしないように注意してください。

    ◇授乳方法
    ●解凍した母乳を哺乳びんへうつすときは、母乳バッグ下端(25ml、150mlは下部中央)にある注ぎ口を上にして、切り込み部分をカットラインに沿って引き裂いて注いでください。
    ※母乳バッグの表面に付着した水滴は、あらかじめ清潔なガーゼなどで拭き取ってください。
    ※母乳バッグが哺乳びんの中に触れないように注いでください。
    ●40℃前後のお湯で湯煎し、赤ちゃんの体温に近い状態にしてから、飲ませてください。